ごあいさつ

JAXAでは、政府全体の宇宙航空開発利用を技術で支える中核的実施機関として、基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う我々組織の強み・事業を通じて、SDGsへの取組を強化するとともに、この姿勢を皆様にお示しすることで、2030年までに必要とされる大きな変革を、宇宙航空の力をもって実現につなげることを目指しています。

JAXAでは、2022年3月に、これまでのSDGsへの取組の一層の加速と職員の意識向上のため、新たにSDGsに関する基本的な取組方針を策定しました。

本方針に基づき、ホームページ・社会環境報告書・各種メディアや「JAXA SDGsシンポジウム」の開催を通じた情報発信を強化しております。

また、取組方針に掲げている重点領域(社会・地球環境・宇宙・ガバナンス)毎の各種取組を進展させており、特に、人工衛星による地球観測の分野では、JAXAのデータが国連環境計画(UNEP)におけるSDGs指標(公式データ)として採用されたこと(※)を始め、防災や気候変動等の地球規模課題への解決に向けて大きな役割を果たしています。 また、宇宙空間での活動については、持続可能な宇宙活動のための宇宙インフラ/制度、ルール構築を進めつつ、宇宙フロンティアへの挑戦と成果の地上への還元を目指しています。

今後も、私たちJAXAが、空を含めた宇宙空間におけるSDGsの取組を重点領域として推進し、多様な産・官・学界のパートナーと連携することで、SDGsをも超えていく持続可能な社会に向けた新しい価値を創造して参ります。

※JAXAの全球マングローブマップが2019年に国連環境計画(UNEP)によって、SDGsの6.6.1指標(水関連生態系範囲の経時変化)の公式データとして採用 https://sdgs.jaxa.jp/article/detail/18.html