表面摩擦抵抗を低減しCO2排出量を削減させるリブレットで環境にやさしい航空技術の発展に役立てる。
航空機の機体表面にサメ肌状の縦溝を施すリブレットについて
JAXAでは、航空機の環境性能を向上させることを目指して、リブレット技術の研究開発を進めています。リブレットとは、機体表面に微細な縦溝を施すことで空気抵抗を減らす技術です。機体表面の縦溝により、空気の速い流れがあたる表面積を少なくすることができ、表面摩擦抵抗を低減させて燃料消費量を削減することができます。
環境にやさしい航空機のためのリブレットの実用化に向けて
JAXAは、日本航空、オーウエル、ニコンと連携して、リブレットの飛行試験、風洞試験及びコンピュータシミュレーションによる技術開発を行っています。・リブレット技術が実用化すれば、燃費性能向上やCO2排出量削減につながる見込みです。今後も、JAXAの研究開発成果の社会実装を進め、環境にやさしい航空技術の発展に貢献します。
この取り組みを通じて貢献可能なSDGsの目標
-
・航空機の抵抗低減を通じた燃費向上によってエネルギー効率向上を目指します。 -
・燃費向上による資源利用効率の向上を目指します。 -
・航空機の抵抗低減化を通じた燃費向上による天然資源の効率的な利用を目指します。 -
・航空機の抵抗低減を通じた燃費向上による温室効果ガス削減を目指します。