地上施設のエネルギー効率改善と強靭性(レジリエンス)強化
エネルギー効率改善と自然災害への強靭性強化に向けて
SDGsでは、2030年までに世界全体におけるエネルギー効率を大幅に改善させるとともに(目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに)、全ての国々における自然災害に対する強靱性(レジリエンス)と適応能力強化(目標13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る)が求められています。このため、JAXAにおいても、地上施設で使用するエネルギーの効率改善や地上施設のレジリエンス強化に取り組んでいます。
地上施設のSDGs達成への貢献
大型試験設備を有するJAXA事業所では、試験計画日時を調整することによって試験のため一時的に発生する電力需要のピークを平準化しつつ、常用発電設備を用いて電気の需要量を無駄なく制御し抑制電力を市場に提供することで、エネルギー効率の改善に貢献しています。また、JAXA・施工者・運用者の三者が互いに連携・検証しながら設備・機器の老朽化更新や最適な運用を実施することで、省エネルギー化やCO2削減に寄与しています。
JAXAは、東日本大震災による被災からの復旧において得た教訓を生かしつつ、地上施設の防災減災機能を強化する取組も進めています。