宇宙から大気汚染物質を観測し、人々の健康を守る

大気汚染による健康被害

大気汚染物質は人々の健康に深刻な被害を生じさせます。
エアロゾル粒子が人体に入ると、感染症、アレルギーや気道炎(花粉症、家ダニ)などを引き起こします。また、PM2.5は粒子が非常に小さく、肺の奥深くまで入り込み、ぜんそくや気管支炎などを引き起こしてしまいます。世界保健機関(WHO)は、PM2.5などによる大気汚染による疾患によって、アジアやアフリカを中心に年間約700万人が死亡しているとみられると発表しています。

宇宙から大気汚染物質を監視し、健康被害を防止!

JAXAでは、ひまわり8号のカラー画像及び地球物理量データの画像を表示できるウェブサイト「JAXAひまわりモニタ」を公開しています。宇宙からの地球観測によりエアロゾルやPM2.5の流れを把握することによって、発生地点を特定し、地上観測網を補強して汚染予測情報を的確に発信し、大気汚染による健康被害を防止することに貢献します。

HIMAWARI
ひまわりモニタ イメージ

この取り組みを通じて貢献可能なSDGsの目標

  • エアロゾルを監視し情報を公開することで、大気汚染に関する注意喚起や対策を可能にし、人々の健康に貢献します。
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