地球環境観測衛星で海の状態を監視し、気候変動対策や海洋資源保全に貢献
気候変動と海には深い関わり
海は地球表面の7割を占めており、温暖化にも深い関わりがあります。地球で全体の熱エネルギーを吸収したり、二酸化炭素を吸収することで、地球温暖化の進行をやわらげる役割を担っています。
一方で、海自身が温暖化してしまうことで、地球や海洋環境に大きな影響を及ぼすと言われています。気候変動により海水温や海流が変わってしまうと、大きな災害が起きたり、漁業や海の生き物に悪影響を及ぼすなど、私たちの生活にも大きな影響があります。そのため、海の状態などを適切に把握することはとても重要です。
地球観測衛星で広い海の状態を効率的に把握！
GCOM-W、GCOM-CやALOS-2及びその後継機等の衛星観測により、海面水温・海上風速・海氷密度、クロロフィル濃度など海洋・沿岸に関する衛星観測情報を関連政府や自治体の機関等に提供し、さらに海面水温等の衛星データを海洋モデルに同化することで海洋の短期予測精度を向上させるなどの活動を通じて、漁場予測／管理（過剰漁業や違法漁業の防止）や極域航行支援などに貢献しています。
この取り組みを通じて貢献可能なSDGsの目標
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地球観測衛星のデータを海洋状況の把握や海の生きもの等の把握のための有効な情報として活用することで、持続可能な海と海の資源の実現に貢献します。
