月極域における水の存在量や資源としての利用可能性を確認し、将来の月面探査計画の具体化に貢献する。

月極域の水の存在有無と量・質の確認

近年、観測データの解析結果から月極域に水の存在可能性が示唆されています.月の水資源が将来の持続的な宇宙探査活動に利用可能か判断するために、月極域付近における水の量と質を推定し、水の濃集する場所の特定に資するためのデータを取得する計画です。

国際協働により月極域の水資源の存在確認とその利用可能性の確認により、将来の月面探査計画の具体化に貢献

月極域探査ミッション(LUPEX)では、インド宇宙研究機関(ISRO)等との国際協働により、ミッション機器の開発を行います。月極域の水資源としての利用可能性を調査することにより、月面移動手段の燃料、人類の滞在に必要となる水や酸素等の補給量試算に関して、現地資源の利用可否判断への重要な指標となる予定です。
また、ローバシステムは、超高エネルギー密度電池や薄膜太陽電池を搭載し、長期の非日照領域観測や越夜を実現します。

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この取り組みを通じて貢献可能なSDGsの目標

  • 月面探査等にかかる技術を実証し、再生可能エネルギーの利用や資源の効率利用・環境配慮につながる技術として、将来の産業と技術革新の基盤づくりに貢献します。
  • ISROとの国際協働ミッションを実現することで、持続可能な宇宙開発のための国際的なパートナーシップの強化に貢献します。
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